——ライター)その日本酒、美味しそうですね。
小倉さん)これは「獺祭」です。海外での知名度が高いということもあって、いま語学堂に揃えている銘柄の中で一番人気ですね。
ちょっと、観光案内所にある日本酒バーに行ってみましょうか。
——たくさん揃ってますね。
日本酒の国際唎酒師によるセレクトで、外国人観光客から特に人気のある日本酒を揃えています。
外国人観光客の方が求める日本酒を提供したくて、海外で購入することが難しいけど人気のある銘柄を並べています。
上の段に並んでいるのは、酒蔵から直接取り寄せたまだ市場に出回っていない銘柄です。
これがうまいんですよ。
——美味しそう……。
一杯500円(税込)から。飲み比べセットは3杯で1000円(税込)で飲めますよ。
ここのスタッフはほとんどが「国際唎酒師」の認定資格を取得しているので、日本酒のことでわからないことは飲みながら質問しちゃってください。
ちなみに、僕も取得しています。
——「日本酒」をチョイスされている理由は、やっぱり日本文化を伝えるためですか?
理由は大きく分けると二つですね。
一つ目は、海外から注目されているトピックだからですね。
——なるほど。
2019年の7月から、外交官が海外赴任前に日本酒の研修が必修になってるんですよ。
*20190707/日経新聞 電子版
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47064190X00C19A7NN1000/
——えっ……そうなんですか!?
外交官を通じて日本の魅力を伝える一環みたいですね。
日本酒は輸出の主力商品でもあるし海外からの注目度も高いので、日本酒の知識について話せることは需要が高いんですよ。
——たしかに。トピックとして注目度は高いですよね。
「日本酒を語る=日本を語る」なので、外交官にとっても教養として必要だということですね。
——つまり「実践向き」だということですね?
その通りです。
会話は、そもそも相手に興味を持ってもらうことが大切というのはアソビメソッドの説明で触れましたよね。
それでいうと、いま日本酒というトピックは相手に興味を持ってもらいやすいトピックなので実践向きなんですよ。
——ですね。
あとは、まぁ、うまいじゃないですか?
——はい(笑)。……つまり「FUN」の獲得ですね?
さすが物分かりが良い(笑)。
語学堂の語学学習では「楽しむ」と「遊ぶ」と組み合わせたFUNの感情を大きくしていくことにおもきを置いているというのは、すでに話しましたね。
飲みながら需要の大きいトピックを学べるということで、「日本酒×語学学習」は最強のマッチングです。
——わかります。
あとは「短期目標」ですね。
——短期目標?
さっき国際唎酒師の話をしましたよね。
実は、その資格認定を行う団体「SSI ’International」と業務提携をしていて、この語学堂で「国際唎酒師語学プログラム」を実施しているんです。
——まさに飲みながら学べる……ですね。
めっちゃ楽しいですよ(笑)。
全36時間の英語の講座を受講して、その後の試験にパスすればあなたも国際唎酒師になれます。
——お酒好きには打ってつけ学習プログラム……!
アソビメソッドの「自己PR」と同じ理論ですよね。
せっかく語学を学ぶなら、価値のあるネタで学んだ方が楽しいし、何よりレッスン帰りに酒場で使える(笑)。
自己PRと同様に、すぐ実践できるというのが最大のメリットかもしれません。
——同感です。
最後に一言付け加えておくと、ぶっちゃけモテます。
——なるほど(笑)。実体験とか?
それは内緒です(笑)。
だけど、イベントで生徒さんたちを見ていると、流暢じゃなくても日本酒について語れる人の周りには人が集まってくるのは事実です。
それだけ魅力的なコンテンツだということは体感として感じてますね。